前項の「コラーゲンのチカラ」で、化粧品に使われるコラーゲンは、おもに“加水分解コラーゲン”と、“水溶性コラーゲン”に分けられるとお伝えしました。一般的に、化粧品への用途が多いのは、“加水分解コラーゲン”です。もともと分子量30万という大きな「コラーゲン」を加熱処理などにより分解したもので、現在、分子量500以下のものまであります。水分保持能力に優れ、お肌に“うるおい”を与える目的で用いられます。いっぽう、“水溶性コラーゲン”とは、「コラーゲン」を分解せずに、「コラーゲン」本来の構造を維持した状態で抽出された「コラーゲン」です。とくにニッピの自社化粧品にのみ用いている「コラーゲン(生コラーゲンと呼びます)」の構造は、お肌の中に存在する三重らせんの「I型コラーゲン」であり、もともとコラーゲン自体が持つ保湿力をそのまま維持しています(加熱処理により分解したコラーゲンの約2倍)。
※ 「生コラーゲン」は、非常にデリケートで、温度管理などの取り扱いが難しいため、自社のみでの通信販売に限定させていただいております。